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凍りのくじら
辻村深月先生の『凍りのくじら』を読みました。
もう、感動してどうしたらいいかわからないです!手の震えが止まらないよ…!
傑作だと思います。

以下感想ですが、長い上ネタバレもサックリ含むので内容を知りたくない方はご注意下さい☆↓


もう、本当すごいです。すごい、という言葉しか出てこない。
なんだこの感動、泣きそうだよ…!
こんな時にこの気持ちを伝える的確な言葉が出てこない自分の語彙の無さが恨まれます。

相変わらず読んだ瞬間からどんどん物語の世界へ引きずり込まれました!特に今回は藤子・F・不二雄作品と噛ませているので余計引き込まれやすい感じがします。藤子・F・不二雄氏がSFを(すこし・不思議)のSFだと言っていたというのは昔どこかで聞いたことがあったんですが、そこからこれだけの発想が生まれるのが流石だ…!何処で聞いたんだろ…テレビの特番とかかなぁ?面白いこと考える人だなぁと思ったのは覚えてます。
流氷に閉じ込められて死んでいくくじらやシャチのエピソードも印象的でした。私もニュースで見てゾッとしていた事件だったので。圧倒的な力の前にどうすることもできなくて、身動きもとれず、息もできないまま厚い流氷の下で死んでいくっていうのを想像しただけで背筋が凍ります。
このニュースで私が思い出すのは小学校の時に入っていたスイミングスクールのことで、レッスンの最後に自由に遊べる時間があるんですが、その時に一辺がコースの横幅と同じくらいある正方形の巨大ビート版みたいなのに乗って遊ぶこともできるんですよ。もちろん普通に泳いでいる子もいるわけなんですが、ある時私が泳いでいたら丁度真上にそのビート版が来たんですよ。私は丁度息継ぎをしようとしていたところだったんですが、上にビート版があるので顔が出せない。息継ぎが出来ないことに慌ててビート版の下から抜け出そうとするんですが、ビート版の面積が広くて私と同じように移動してくる上、その周りにたくさん他の子が居て思うようにビート版の下から出られないんですよ。
あの時は本当に焦って無我夢中で隣のコースか何処かへ逃げてやっと顔が上げられましたが、子どもながらに「もしあのまま息継ぎできなかったらどうするつもりだバカヤロー!」と思いましたね。でも怖すぎて結局誰にも言えなかったような気がします。あの時の怖さは思い出すと今でも身体が竦む。それ以来遊ぶときには巨大ビート版の位置を確認して遊ぶようにしてました。…っとと、話がずれました。まぁ、そんなことを思い出したよ、と。
そして相変わらずこの人の登場人物の心情描写がすごく巧みで…!今回は主人公の理帆子に感情移入しっぱなしでした。
展開もまたニクい!あの、結末が分かってから『あ~~っ!!』って色々振り返ってハッとさせられる独特のあの書き方、あの構成!
なんかおかしいと思ったんだよ!他の登場人物には振り仮名が打ってあるのに芦沢光だけ振り仮名ないし、別所あきらだけ名前に漢字がないし。写真撮ってる時も、「あれ、理帆子と別所どっちが写真撮ってるの?」って感じだったし。芦沢光の写真のイニシャルがA.Asizawaだった時に「光」が「あきら」って読むんだなってのはわかったんですが縁があって同じ名前をつけられてたのかと思ってたよ…!まさかあんな展開になるとは…!!
でも「子どもたち~」と「冷たい校舎~」では殆どそういうところに気がつかなかったので成長したということにしておきます(笑)がんばった、私。
しかし郁也はちっこいのに良い男ですね…!なんて男前なんだ!
ドシラソラシ、ドシラソラシ…は私にも解りました!(笑)
郁也はきっとsukoshi・Flash(少しFlash(光))に違いない。


小説とかって自分と波長の合うもの合わないものがあると思うんですが、辻村深月作品はその点ではすごく合う。
此処最近読んだ作家の中ではたぶん一番じゃないかな。
次点、中村航。
よく似た展開の仕方を持つ作品でもなんか受け付けない作家の本もあったりして、そういう波長みたいなものが合うか合わないかって結構重要だなぁと改めて思います。
すごい本を読むと感銘を受けると思いますが、それが自分と波長の合う作品だとひとしおですよね。
おそらくこれが今年最後に読んだ作品になると思うんですが、本当に読んで良かった。


読みながらスコシ・ナントカに自分をあてはめると何だろう、と考えていましたがなかなかしっくりくるのがありませんでした。
これ、意外と難しい。
でもいつかふっと見つかるかもしれないですよね。
なんだかちょっとドラえもんが観たくなってきました。年末スペシャルとかやるんだっけ…?
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テーマ:お気に入りの作家 - ジャンル:本・雑誌

【2005/12/29 22:43】 | | トラックバック(1) | コメント(0)
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『凍りのくじら』
『凍りのくじら』 辻村 深月 著評価 星9個 (10個中)あらすじ 藤子・F・不二雄の『ドラえもん』をとても愛している主人公の高校生、理帆子。彼女は出会った人にS G.T.T.B.A.M.【2006/01/09 18:51】
りんご銀河


GLAY・レミオロメン好きの まい による、好きなもの・心にピピッと来たものについて語るブログです。

プロフィール

まい

  • Author:まい
  • 岐阜在住の社会人3年目。
    もっと遠くへ。


    ≪好き≫
    【食物】りんご、オムライス 
    【場所】京都、函館 
    【音楽】GLAY、レミオロメン、MISIA、BUMP OF CHICKEN、core of soul
    【映画】「ペイフォワード」、「レオン」、「今、会いにゆきます」
    【本】ぐるぐるまわるすべり台(中村航)、淋しい狩人(宮部みゆき)、錦繍(宮本輝)、沈黙の春(カーソン)、凍りのくじら(辻村深月)
    【本②】炎のミラージュ(桑原水菜)、帝国の娘(須加しのぶ)、破妖の剣(前田珠子)、スカーレットウィザード(茅田砂胡)、戯言使いシリーズ(西尾維新)……
    【漫画】バナナフィッシュ(吉田秋生)、NARUTO(岸本斉史)、モンスター(浦沢直樹)、KEY JACK(潮見知佳)、蟲師(漆原友紀)……

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